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前回記事でも書いた通り、以前働いていた会社で遠回しにクビになった。
情けない結果になってはしまったが、ここに日本人がタイで現地採用として働く事の大変さのエッセンスが詰まっている気がする。
個人的にそうなってしまった理由を考え、これを見ている人がもしタイで働くことを検討する際の参考にしてもらえればと思う。
(理由1)タイ現地採用の立場は非常に弱い。
他の国での事情は分からないが、ことタイにおいては現地採用で働く際に法律的に非常に弱く、不安定な立場にある。
なぜならタイで日本人が現地採用として働く場合、働く本人、企業以外の第三者が誰も守ってくれないからだ。
例えば通常日本で働いて問題があった場合、労働基準監督署や弁護士事務所に駆け込む事によって、労働環境の改善を要求したり、慰謝料を請求する事が出来る。
それが抑止力になって企業側も、従業員に法律を逸した様な無茶苦茶な要求もしにくくなる。
でもタイではそういった事情が完全に異なる。
私は前職で、強引に役職をチェンジさせられ、売上が不足している責任を全て取らされる形で、あれよあれよと言う間に辞めさせられた。
極論を言ってしまえば、企業側が働く本人に何をしたって大丈夫。
タイにも労働基準法が存在し、日本と比べて手厚く労働者を保護している面もあるが(年間30日まで体調不良で休める、試用期間が終了した後で労働者をクビにする場合は企業側が慰謝料を払う必要がある、などなど)タイで働く日本人には基本的にそれが適用されないと考えた方が良い。
タイの労働基準法は、あくまでタイで働くタイ人の労働者の労働基準を定める法律だからだ。
私のタイ現地採用をしている友人は会社都合によって半分強制的に辞めされられた際、約三ヶ月分の給料を慰謝料としてもらっていたが、その企業は日系大企業であり、その中でも非常に稀な手厚い措置のはず。
大多数のタイ現地採用日本人は、企業から不利な宣告をされても泣き寝入りしているのが現状だろう。
私の前職でMDが言っていた「現地採用で働いてたらタイの労働局も守ってくれないって分かってんだよな?」と言う言葉が忘れられない。もちろん企業の責任者も現地採用の立場が弱いと分かった上で扱っている。
「ここでの労働環境が嫌なんだったら日本に帰れば良いじゃん」というスタンスだ。
しかし特に長く住んでいくと生活基盤が日本からタイに移り、友人、恋人関係もタイ国内で出来ていく為、そう安易に「じゃあ帰ります」とならないのが人生。
歯を食いしばってその環境でやっていくか(可能なら)、タイ国内で転職する、という事が選択肢としてあがってくる。
ちなみに下記動画にもなっている通り、元タイ現地採用のYoutuberとして有名なでいぜろバンコクの"よし"さんも会社(日系大企業)関係者からパワハラを受けたのに関わらず、日本本社を含んだ会社ぐるみでもみ消された様だ。
私個人としても不快な事実ではあるが、上記の様なタイ現地採用日本人の弱い立場を考えると当然の結果とも言える。
以上、前職でクビになった理由の一つとして日本人現地採用の立場の弱さについて書いた。
他にもクビになった理由として考えられるものがあるので、それについてはまた次回書いてみたいと思う。
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