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日本領事館の調査によると2017年時点で、在タイ邦人数は72,000人を突破したという。
https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_zairyuto.html
しかもこの数は任意の在留届を提出した人だけが集計対象なので
実際は更に多いことが推定できる。
在留邦人と一括りに言っても駐在者、駐在者の帯同(いわゆる駐妻)、ノマド、不法滞在など様々な状況があるが、その中でも最近テレビなどで「日本語が喋れればOK」と煽られ、
20代から30代前半の若い人が増えているらしいタイの現地採用枠。
実際には日本人で居ながらタイ現地人としてのある種たくましさがもとめられ、同時に日本人的な感覚も求められる、そう簡単にはいかない立場だなと個人的には思う。
どうしても上手くいかず、日本へ帰国してしまった人も見てきた。
私自身、そんなタイ現地採用として働いている中で感じる、
「現地採用として働くうえで求められる事」を4点書き出してみたいと思う。
1.日本人としての働き方
タイ人が雑なケースが多いためフォローが必要。(その几帳面さが日本人の良い面でもあり、悪い面とも言えるが)
礼儀、気配り、報連相に加え、日本では古い慣習として若い人が嫌がるケースが多くなっている、酒の場(カラオケなど夜の店にも)にある程度付き合う事。ただし全ての食事などに付き合うのではなく、安売りはせずある程度主張したり距離感を取った方が良いかも?
個人的には夜の店は嫌いだと公言していて、最低限しか付き合わない様にしている。
2、タイ人との関係性構築
日本人でいながら現地に根付いて働くことが求められる微妙な立ち位置。
例えば日本人にとって外国人が日本食を美味しいと言って食べてくれるのと同じ。
目の前でタイ料理やお菓子を積極的に食べて好感度アップ!
また関係性づくりの為にも、ごはん等誘われた時は、日本人から誘われた時以上に積極的に参加すべし。
タイ人もバカ飲みで一気飲みなどするのでその点は注意。
3、語学
(読み書きとまで出来るとはいかずとも、瞬発的にある程度タイ語を理解できる力)
社内書類はタイ語か英語が共通語になっているので、特定の業種(飲食の接客など)を除いて英文を理解できる事は必須。
また一般的には英語が苦手とされるタイ人。
(参考:バンコクポスト「Thai English proficiency drops, now 3rd worst in Asia 」
https://www.bangkokpost.com/learning/learning-news/756536/thai-english-proficiency-drops-now-3rd-worst-in-asia-ef)
実際には話せないにしてもTOEICの高得点(800点以上?)を取っておけば彼らから尊敬の眼差しが生まれ、いわゆる錯覚資産になるのでおすすめ。TOEIC高得点で手当てが付くこともある。
(特に製造業などは英語を話せない駐在員が多いので、TOEIC高得点によって英語得意キャラが見いだされ扱いが変わる。気がする。)
4、主体的に考えて動く力
新しい事であってもある程度自分の力で学んで考案、実行し、結果を出していく必要がある。
それでも結果が出ない場合には日本人にアドバイスを求める。
但し会社で働く以上、仕事を進めるうえで個人でつっぱしってもまぁ上手くいかないので、
2とも関係してくるが、タイ人従業員との良好な関係性は必須かと。
以上、上記以外にもちろん実務上のスキルも求められるが、
現地採用者全般に求められる点を書いてみた。
今後タイでの就労を考えられる方はご参考にどうぞ。
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