"バンコクで困った事、、"カテゴリーの記事一覧
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前回記事の続き、
以前働いていた会社で遠回しにクビになった話。
【理由2】外国人(タイ人)との文化の違い。”性別は18種類 「LGBT」先進国タイの第一線で活躍する人たち”
https://abematimes.com/posts/2582573
上記ネット記事にもあるが、タイの性別は18種類あると言われる。
街中で頻繁に男性が女性の格好をしているのを見かけるし、逆も然り。職場でも同じ事が言える。(職場の女性が女性の彼氏と付き合ってるってことなんかもあった。)
タイは性別に対する考え方も非常に自由に感じる。
要はそういった事情が影響し、日本で働いていた時には到底想像も出来なかった様な人間関係の問題も起こり得るんじゃ無いかと思う。
私が前職でクビになった理由の一つとして、一緒に働いていたタイ人と不仲になってしまった事も要因の一つに挙げられる。
入社当時、仕事上の自分のパートナーとしてタイ人男性が就いたのだが、入社してから彼が同性愛者だという事を他の同僚から聞いて知った。
日本で働いていた時はそういったケースが無かったので最初は戸惑
ったが、当初は自分の事を気に入ってくれていた(他の同僚からはその事で茶化されていた)様で、 大型案件も獲得出来たりと業務拡大に向けてうまく回っていった。
しかし、半年ほど経って徐々に彼の態度は豹変していった。
明らかに自分に対して敵意をむき出している様だった。
売上も伸ばしていかなければいかなかったので、
自分としてはそんな事よりもサービスの充実と販路の拡大をせねばと焦って いたが、日を増すごとに、 見事に彼とのコミュニケーションが噛み合わなくなっていった。 例えば男同士の場合、お互い何が不満なのか、
どうしたらもっとより良い状況になるかアイデアを出し合う事も出 来るだろうが、彼は最後まで本音を直接自分にぶつけてくれず、 不満が別の形で噴出していった。 業務そっちのけで私の粗探し(メールの誤字脱字など)をして上長に秘密裏に報告していたの
だ。
彼は日本語、英語も流暢に話す優秀な人だったので、
来タイしたばかりでほとんどタイ語の分からない私とは雲泥の差で 上長とスタッフとの間でうまく立ち回り、 社内政治をコントロールしていた。
私はどうしてそんな事になるのか理解できず、
彼との関係性をどうやって改善するかで悩み、 ノイローゼっぽくなっていた。 男同士ならもっと簡単に解決できるのに、と、、
自分が憎まれる明確な理由は分からなかったので、
その理由がパートナーがゲイである事に起因する、 と考える事で経験不足によってタイ人の感情を理解出来ない自分の精神を保ってい た部分もあるのかも、、
実際は恐らく日々の私の言動に彼の自尊心を傷付ける様な点があり
、(彼は非常にプライドが高かった)小さな出来事の積み重ねで彼 の心に歪みを生んでしまったのだろう。
当時は、
彼の私に対する憎悪が業務で関係しない他のタイスタッフにも移り 、オフィスに行く事も怖くて辛かった為、 タイ人自体を若干嫌いになりかけた、、
結果的に前回記事でも書いた通り、
彼との関係性が悪くなるのと連動して売上も下がっていき、 私の社内での立場は危うくなっていった。
彼のサービスを主体として売っていた事業だったので、
彼の助力無しにはその仕事が成り立たなかったからだ。
そんな訳で前回記事で書いた理由1と要素は絡み合うのだが、
私は遠回しにクビになった。
タイで現地採用として働くからにはタイ人の同僚と関係性が良好で
ない限り助力が得られず、(タイ人は日本人の様に仕事上で私情を割り切ら ない事が多い)仕事の成果も出にくくなるという事を切に学んだ、 、
どんな事情があれどタイ人の気持ちを掴んでおく事は非常に重要!!
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前回記事でも書いた通り、以前働いていた会社で遠回しにクビになった。
情けない結果になってはしまったが、ここに日本人がタイで現地採用として働く事の大変さのエッセンスが詰まっている気がする。
個人的にそうなってしまった理由を考え、これを見ている人がもしタイで働くことを検討する際の参考にしてもらえればと思う。
(理由1)タイ現地採用の立場は非常に弱い。
他の国での事情は分からないが、ことタイにおいては現地採用で働く際に法律的に非常に弱く、不安定な立場にある。
なぜならタイで日本人が現地採用として働く場合、働く本人、企業以外の第三者が誰も守ってくれないからだ。
例えば通常日本で働いて問題があった場合、労働基準監督署や弁護士事務所に駆け込む事によって、労働環境の改善を要求したり、慰謝料を請求する事が出来る。
それが抑止力になって企業側も、従業員に法律を逸した様な無茶苦茶な要求もしにくくなる。
でもタイではそういった事情が完全に異なる。
私は前職で、強引に役職をチェンジさせられ、売上が不足している責任を全て取らされる形で、あれよあれよと言う間に辞めさせられた。
極論を言ってしまえば、企業側が働く本人に何をしたって大丈夫。
タイにも労働基準法が存在し、日本と比べて手厚く労働者を保護している面もあるが(年間30日まで体調不良で休める、試用期間が終了した後で労働者をクビにする場合は企業側が慰謝料を払う必要がある、などなど)タイで働く日本人には基本的にそれが適用されないと考えた方が良い。
タイの労働基準法は、あくまでタイで働くタイ人の労働者の労働基準を定める法律だからだ。
私のタイ現地採用をしている友人は会社都合によって半分強制的に辞めされられた際、約三ヶ月分の給料を慰謝料としてもらっていたが、その企業は日系大企業であり、その中でも非常に稀な手厚い措置のはず。
大多数のタイ現地採用日本人は、企業から不利な宣告をされても泣き寝入りしているのが現状だろう。
私の前職でMDが言っていた「現地採用で働いてたらタイの労働局も守ってくれないって分かってんだよな?」と言う言葉が忘れられない。もちろん企業の責任者も現地採用の立場が弱いと分かった上で扱っている。
「ここでの労働環境が嫌なんだったら日本に帰れば良いじゃん」というスタンスだ。
しかし特に長く住んでいくと生活基盤が日本からタイに移り、友人、恋人関係もタイ国内で出来ていく為、そう安易に「じゃあ帰ります」とならないのが人生。
歯を食いしばってその環境でやっていくか(可能なら)、タイ国内で転職する、という事が選択肢としてあがってくる。
ちなみに下記動画にもなっている通り、元タイ現地採用のYoutuberとして有名なでいぜろバンコクの"よし"さんも会社(日系大企業)関係者からパワハラを受けたのに関わらず、日本本社を含んだ会社ぐるみでもみ消された様だ。
私個人としても不快な事実ではあるが、上記の様なタイ現地採用日本人の弱い立場を考えると当然の結果とも言える。
以上、前職でクビになった理由の一つとして日本人現地採用の立場の弱さについて書いた。
他にもクビになった理由として考えられるものがあるので、それについてはまた次回書いてみたいと思う。
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